[お知らせ]


2012年4月7日土曜日

最善の医療を模索するには

薬局における一瞬の患者とのやり取りの中で
できるだけ多くの情報を引き出そうとする。
そうした情報の積み重ねにより、患者像を把握していく。

少しずつ全体像が見えてきたら、その患者全体のアウトカムを
想像してみる。

本当に必要な治療は何なのか。
それは現在のQOL悪化にも影響しないものか。

どのような介入も死亡は減らさない。先延ばしするだけだ。

たとえ将来的リスクが減ったとしても
現在のQOLが著しく低下するものは
最善の医療から遠ざかる。

ただ、代替療法がある限りは
どんなに小さなリスクも臨床に反映させるべき。

この薬が有効とか、副作用があるから、とか
そんな議論にはあまり意味がない。
どのくらいか。。という程度が大切だとEBMから学んだ。

今現在考えられる最良の医療を模索する時
やはり重要なのはその患者自身のことをよく知ること。
難しいかもしれないが、しっかり患者と向き合いたい。

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